2020年8月11日火曜日

【WRX STI】センターコンソール付近の異音対策

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異音発生箇所の調査

WRX STI Type S は足回りにビルシュタインダンパーが採用されており、足回りはかなり固くセッティングされていますので、異音の発生は致し方ない部分もあります。

センタークラスター内部のナビ周りの配線や、運転席メーター内部及び助手席のダッシュボードの内部は、配線をスポンジテープで巻きつける、及びシンサレートを敷き詰めるなど、徹底的に異音対策を行っているため現状異音は発生しておりませんが、センターコンソール付近(SIドライブスイッチ・カップホルダー)は対策を施していないため、納車ほどなくから異音が発生しはじめました。

道が悪いところや、歩道を横切る時のちょっとした段差を通る時にセンターコンソールからギシギシと耳障りな異音が発生します。
硬質のプラスチックどうしがこすれる時に起きるような不快な音です。

センターコンソールを手で揺するとギシギシと音がする為ここから発生しているのは間違いないようです。

内装パーツの取り外し

サイドブレーキブーツの取り外し

サイドブレーキブーツを取り外します。
サイドブレーキ周りのブーツ及び内装パーツは上部3個、下部2個の計5個のツメで固定されています。
サイドブレーキのブーツを取り外しするには、カバーを固定している内装パーツを真上に引っ張ることによりツメが外れて取り外しすることができます。

こちらが、取り外したサイドブレーキブーツ及び固定している内装パーツです。
赤矢印の部分がつめになります。

センターコンソールの取り外し

先の手順に従ってサイドブレーキブーツを取り外しします。
ブーツを取り外すと、シフトレバー付近にタッピングビスが見えますのでこれを外します。

コンソールボックス内にボルトが2本ありますのでこちらも外します。
ソケットのサイズは10mmです。

タッピングビス1個とボルト2本を外した後、センターコンソールの前側を持ち上げると、プラのクリップが外れてセンターコンソールが外れます。

異音対策

異音対策としては、プラスチック同士が擦れる部分にクッションテープを貼り付ける、及びシリコングリス・シリコンスプレーを塗布することで対策を行いたいと思います。

クッションテープ

クッションテープは東京防音というメーカーの住宅などで使われる戸当りテープです。
サイズは厚みが2.5mmのものを使用しました。

シリコングリス・シリコンスプレー

シリコングリス・シリコンスプレーはプラスチックの部分に使用しても、侵すことがありませんので問題ありません。
なお、CRC556等の石油溶剤を含んだ潤滑スプレーの類いは、プラスチックを侵しますので使用できません。

クッションテープを貼り付ける

センターコンソールとシフトレバー付近の内装パーツどうしが擦れる部分にクッションテープを貼り付けます。

シリコングリスを塗布する

センターコンソールとサイドブレーキブーツの接触部分にシリコングリスを塗布しておきます。

念の為、プラのクリップの接合部分にシリコングリスを塗布しておきます。

取り外したセンターコンソールとサイドブレーキブーツを元に戻して作業完了です。

対策後のインプレッション

センターコンソールの異音は発生しなくなったので、効果があったと思います。
ただ、この部分の異音はおさまりましたが、今度は他の部分の異音が気になってきました。。。

特にリアのハイマウントストップランプ付近からカタカタと異音がありますので、こちら対策を行いたいと思います。
ハイマウントストップランプの異音対策については以下の記事を参考にしてみて下さい。

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