ベアリングチューン(ボールベアリング追加カスタム)
ベアリングを追加
18炎月プレミアムは、シマノのタイラバ用リールとしては最上位の機種にあたりますが、フルボールベアリング仕様というわけではなく、ところどころにプラスチック製のブッシュが使用されています。
カタログスペックは8ボールベアリング仕様
今回は最も簡単にベアリングチューンができる、ハンドルノブのブッシュをボールベアリングに交換したいと思います。
ハンドルノブのタイプ
シマノ18炎月プレミアムのハンドルノブについては、Aタイプになります。
交換するパーツ
シマノパーツリストWEBサイト
交換するパーツをシマノパーツリストのWEBサイトで確認します。
シマノパーツリスト 18 炎月プレミアム 151PGlaunch
ハンドルノブの内側のブッシュ(白いブッシュ)
ハンドルノブの内側のブッシュ[部品番号:0010 - ブッシュ](赤矢印)をボールベアリングに交換します。
このブッシュのサイズは[内径:4mm 外径:7mm 厚さ:2.5mm]となります。
これは、同じくハンドルノブの外側のSARBベアリング[部品番号:0008](青矢印)と同じサイズとなりますので、こちらを事前に釣具店にて取り寄せておきます。
部品番号 | 部品名 |
---|---|
0008 | ボールベアリング(4×7×2.5 SARB) |
ブッシュのサイズ
ノギスにてブッシュのサイズを測りました。
ブッシュの内径はハンドルノブの軸のサイズになります。
市販の汎用ボールベアリング
シマノ純正のSARBボールベアリングは値段が高いですので、市販の汎用ボールベアリングで代用できます。
汎用ボールベアリングを作っているメーカーはいくつかありますが、ミネベア(NMB)製のボールベアリングの場合、型番は[DDL-740ZZ]になります。(ISO/JIS呼び番号では[674ZZ])
基本的に汎用ボールベアリングもステンレス製ですので錆ませんが、シマノ純正のSARBボールベアリングはさらに錆に強いという特徴があります。
錆が心配な場合はシマノ純正のSARBボールベアリングを使用することをおすすめします。
また別の方法として、より海水の影響を受けると思われるハンドルノブ付け根部分にはシマノ純正SARBボールベアリングを、蓋で覆われている外側は海水をかぶらないので汎用ボールベアリングを使用するという取り付け方でも良いと思います。
型番 | 内径 | 外径 | 厚さ |
---|---|---|---|
DDL-740ZZ(674ZZ) | 4mm | 7mm | 2.5mm |
交換手順
ハンドルノブの取り外し
付属の工具を使用してハンドルノブの蓋を取り外しします。
ハンドルノブ本体はプラスネジで固定されていますので、こちらを取り外しします。
ネジには緩み止が塗布されています。取り外す際は少し硬いので、ネジを舐めないように注意します。
ベアリング交換・組付け
ハンドルノブを取り外すと以下の写真のような順番で部品が取り付けられています。
ハンドル付け根部分の、白いプラスチックのブッシュをボールベアリングに交換します。
後は元通りに組み付けして完了です。
ハンドルキャップはプラスチック製ですので締め込みすぎに注意して下さい。
(締めすぎると割れます。)
これで10ボールベアリング仕様になりました!
他の機種について
18炎月プレミアムだけではなく、シマノのリールで同様のハンドルノブを使用している機種であれば、ベアリングチューンが可能です。
- 19炎月CT
- 16炎月