リールハンドル考察
シマノのハンドルは短い
王様こと釣り業界の大物である村田基さんはロングハンドル否定派ですので、その影響か分かりませんがシマノリールに装備されているハンドルは総じて短いです。
私が所有する18炎月プレミアムPGはハンドル長 51mm(全長102mm)でかなり短い。私の炎月プレミアムはギア比をXG化していることもあり、大物が掛かると巻上げがかなり重く感じます。
リブレやゴメクサス、HIGHTEN等、様々なメーカーからカスタムハンドルが発売されています。これだけカスタムハンドル市場が賑わっているのはシマノ標準のハンドルが短すぎるということも関係があるのではないでしょうか?
HIGHTEN 130mmロングハンドル
全長130mmのロングハンドル
ネットやYoutube等を見ているとHIGHTENというメーカーの全長130mmのカスタムハンドルがよさそうだったので、今回はこちらを導入することにしました。
全長が130mmのものはなかなか見ないですね。
シマノ純正ハンドルとの比較
18炎月プレミアムPGはハンドル長 51mm(全長102mm)とHIGHTENカスタムハンドル、ハンドル長 65mm(全長130mm)との比較です。
こうして並べて見てみるとかなり長さが違います。
交換・取り付け
純正ノブの取り外し
交換は非常に簡単で、純正のハンドルノブを移植してハンドルを交換するだけです。
ノブを移植するには専用工具が必要ですが、こちらはリール購入時に付属しています。
専用工具でノブの蓋を外します。ノブはビスで固定されていますのでプラスドライバーで取り外しします。
ノブは下の写真の順番で固定されています。
純正状態ではシャフト根元はベアリングでは無くプラスチックカラーですが、私はベアリングに交換しています。
ベアリングチューンについては以前記事にしていますので参考にして下さい。
ノブの取り付け
ノブは下の写真の順番で取り付けします。
ハンドル根元から順に、ベアリング → 付属のスペーサー → ベアリング → プラスビスの順番で取り付けします。
商品には調整用のシムが付属していますが、私は使用しませんでした。(理由は後述)
ハンドルの取り付け
ハンドルは下の写真の順番で取り付けします。
中央のナットは逆ネジになっているので注意して下さい。
考察
ノブ取り付けシャフト
純正のハンドルと比較するとノブを固定するシャフトに違いがあります。
純正はノブを固定するシャフトの根元が数ミリかさ上げされているのに対してHIGHTENの方はかさ上げ部分がありません。かさ上げ部分の長さは付属のスペーサーで調整します。
純正シャフトのノブ取り付け部の長さは23.1mm。
対してHIGHTENの方は25.9mmから付属のスペーサー2.8mmをマイナスすると23.1mmになるので長さはぴったり合う計算です。
ノブとハンドルの干渉(クリアランス)
写真を見てもらえれば分かりますが、ノブとハンドル本体が干渉しています。
これはシャフト付け根の台座部の長さが1.6mmしかないことが原因です。
付属のシムを入れれば解決すると思うかもしれませんが、シムを入れると今度はシャフトの長さが足りなくてノブがスムーズに回転しなくなります。
結果的に私はノブの干渉には目を瞑りシム無しで取り付けすることにしました。純正ノブを流用する場合は注意しましょう。
比較
純正とHIGHTEN交換後の比較
写真では分かりにくいと思いますが実際はかなり長いです。