2024年4月2日火曜日

【リール】シマノ炎月プレミアム ハンドルカスタム(HIGHTENロングハンドル)

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リールハンドル考察

シマノのハンドルは短い

王様こと釣り業界の大物である村田基さんはロングハンドル否定派ですので、その影響か分かりませんがシマノリールに装備されているハンドルは総じて短いです。

私が所有する18炎月プレミアムPGはハンドル長 51mm(全長102mm)でかなり短い。私の炎月プレミアムはギア比をXG化していることもあり、大物が掛かると巻上げがかなり重く感じます。

リブレやゴメクサス、HIGHTEN等、様々なメーカーからカスタムハンドルが発売されています。これだけカスタムハンドル市場が賑わっているのはシマノ標準のハンドルが短すぎるということも関係があるのではないでしょうか?

エンゲツプレミアム

HIGHTEN 130mmロングハンドル

全長130mmのロングハンドル

ネットやYoutube等を見ているとHIGHTENというメーカーの全長130mmのカスタムハンドルがよさそうだったので、今回はこちらを導入することにしました。

全長が130mmのものはなかなか見ないですね。

シマノ純正ハンドルとの比較

18炎月プレミアムPGはハンドル長 51mm(全長102mm)とHIGHTENカスタムハンドル、ハンドル長 65mm(全長130mm)との比較です。

こうして並べて見てみるとかなり長さが違います。

ハンドル比較

仕様・スペック

全長130mm、重さは16gです。

炎月プレミアムの純正ハンドルは13gですので、3gの重量増加となります。

全長130mm
重さ16g
純正ハンドルの重さ13g

交換・取り付け

純正ノブの取り外し

交換は非常に簡単で、純正のハンドルノブを移植してハンドルを交換するだけです。

ノブを移植するには専用工具が必要ですが、こちらはリール購入時に付属しています。

専用工具でノブの蓋を外します。ノブはビスで固定されていますのでプラスドライバーで取り外しします。

ノブは下の写真の順番で固定されています。

純正状態ではシャフト根元はベアリングでは無くプラスチックカラーですが、私はベアリングに交換しています。

ベアリングチューンについては以前記事にしていますので参考にして下さい。

純正はドル取付順
ベアリングチューン(ボールベアリング追加カスタム) ベアリングを追加 18炎月プレミアムは、シマノのタイラバ用リールとしては最上位の機種にあたりますが、フルボールベアリング仕様というわけではなく、ところどころにプラスチック製のブッシ...
ノブの取り付け

ノブは下の写真の順番で取り付けします。

ハンドル根元から順に、ベアリング → 付属のスペーサー → ベアリング → プラスビスの順番で取り付けします。

商品には調整用のシムが付属していますが、私は使用しませんでした。(理由は後述)

HIGHTEN取り付け順
ハンドルの取り付け

ハンドルは下の写真の順番で取り付けします。

中央のナットは逆ネジになっているので注意して下さい。

センターナット取り付け順

考察

ノブ取り付けシャフト

純正のハンドルと比較するとノブを固定するシャフトに違いがあります。

純正はノブを固定するシャフトの根元が数ミリかさ上げされているのに対してHIGHTENの方はかさ上げ部分がありません。かさ上げ部分の長さは付属のスペーサーで調整します。

純正シャフトのノブ取り付け部の長さは23.1mm。

対してHIGHTENの方は25.9mmから付属のスペーサー2.8mmをマイナスすると23.1mmになるので長さはぴったり合う計算です。

純正シャフト長23.1mm
HIGHTENシャフト長25.9mm
付属のスペーサー
スペーサーの厚み2.8mm
ノブとハンドルの干渉(クリアランス)

写真を見てもらえれば分かりますが、ノブとハンドル本体が干渉しています。
これはシャフト付け根の台座部の長さが1.6mmしかないことが原因です。

付属のシムを入れれば解決すると思うかもしれませんが、シムを入れると今度はシャフトの長さが足りなくてノブがスムーズに回転しなくなります。

結果的に私はノブの干渉には目を瞑りシム無しで取り付けすることにしました。純正ノブを流用する場合は注意しましょう。

ハンドルノブの干渉
1.6mm
比較

純正とHIGHTEN交換後の比較

写真では分かりにくいと思いますが実際はかなり長いです。

交換前
交換後