Windows10への強制アップグレードを阻止する
マイクロソフトの暴挙
最近、顧客の端末を勝手に「Windows 10」にアップグレードしてしまってトラブっているのでなんとかして欲しいという事案が頻発している。
Windows Updateの設定を自動にしていると、どうやら【KB3035583】という「Windows 10 アップグレード広告」なるものがインストールされるようであり、Windowsを起動する度にWindows 10へのアップグレードを促すポップアップが表示されるようになる。
いわばマルウェアソフトのようなものがマイクロソフト公式から発信されるのだから防ぎようがないのだが、流石に苦情が殺到したのか?企業向けという前置きの元、公式からWindows
10アップグレードを管理(ブロック)する方法が出ているようである。
@ITにて Windows 10 のアップグレードブロックについて詳しく解説しているので紹介しておく。
Windows UpdateによるWindows
10へのアップグレードを「ブロック」する理由とその方法
手順1 Windows 10へのアップグレードを禁止する
1. 更新プログラム【KB3065987】がインストールされていることを確認する
2. レジストリに下記のキーを登録することによりアップグレードを禁止する
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v DisableOSUpgrade /t REG_DWORD /d 1 /f
手順2 タスクトレイの【Windows 10 アップグレード】アイコンを抹殺する
1. 更新プログラム【KB3035583】をアンインストールする
2. レジストリに下記のキーを登録することにより常駐プログラムを止める
コマンドプロンプトより下記コマンドを入力する
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Gwx /v DisableGwx /t REG_DWORD /d 1 /f