2022年9月9日金曜日

【YA5】エクシーガ ブレーキオーバーホール

はじめに

錆ついたキャリパーピストン

エクシーガの走行距離も15万キロを超え、あちこちにガタがきています。

最近、ブレーキを踏んだときのキーという鳴きが気になりキャリパーを点検したところ、ブレーキパッドの残量は問題ないもののキャリパーのピストンがかなり汚れていることが分かりました。

特にリアの右側に関しては錆がひどくピストンを交換する必要があります。

このエクシーガは新車の時からディーラー車検で、車検のたびにブレーキの点検清掃をお願いしていたのですが、この錆たピストンを見落とすというのはいかがなものかと。。。

準備

部品

リア用ブレーキキャリパーピストン

部品番号:26635FG010

錆がひどかったリアブレーキのキャリパーピストンです。
スバルディーラーにて購入。価格は約1800円。

フロントのキャリパーピストンはミヤコ自動車にて互換部品の設定がありましたが、リアは互換部品の設定がありませんでした。。。

ブレーキフルード(DOT3)

メーカーの指定は、DOT3のブレーキフルードです。

こちらはモノタロウブランドのDOT3ブレーキフルードで、1L缶が600円程度で購入できます。安い!

ミヤコ自動車 ディスクブレーキシールキット

ブレーキのオーバーホールにはシールキットが必要です。

純正のシールキットを購入してもよかったのですが、ミヤコ自動車にて互換部品の設定がありました。
純正より安いです。モノタロウにて購入。

ミヤコ自動車のシールキットにはピストンシールやダストブーツ、グリス等が付属します。

フロント用 部品番号:TP-87(純正部品番号:26297FE000)

リア用 部品番号:TP-94(純正部品番号:26697AG000)

ミヤコ自動車のシールキットにはグリスが2種類付属しています。

「ニグルーブ RX-2」と「レノリットラバーグリス」。

スバルの整備マニュアルによると、指定グリスは日本グリースのニグルーブ RX-2となっていますのでこちらを使用します。

銅ワッシャー(M10)

バンジョーボルトに使用します。

アストロプロダクツブランドの銅ワッシャー。1枚50円です。

工具

ブレーキエア抜き工具

アストロプロダクツブランドのブレーキキャリパーエア抜き工具。
ブレーキのメンテナンスには必須のアイテムです。

ディスクブレーキピストンツール

アストロプロダクツのディスクブレーキピストンツール(DT205)です。
価格は4600円で結構高いです。

必須アイテムではありませんが今後のことも考えて購入しました。

ロック式キャリパーピストンツール

こちらもアストロプロダクツのキャリパーピストンの取り外しツールです。

ブレーキフルードストッパー(自作)

ブレーキキャリパーのバンジョーボルトを取り外しするとブレーキフルードがダダ漏れになるため、フルードストッパーが必要になります。

既製品がアストロなどで売られていますが、結構なお値段がするため自作しました。

必要なものは100均で購入することが出来ます。

オーバーホール作業

フロント

キャリパーからピストンを取り外します。汚れはありますが錆は無いので再使用できそうです。

ピストンを磨いて汚れを落とします。

リア

リアのブレーキキャリパーです。リアはローターの中にパーキングブレーキの機構が組み込まれています。折角キャリパーを取り外しするのでついでにローターを取り外してパーキングブレーキも清掃しておきます。

真ん中に見えるのがバンジョーボルト。バンジョーボルトを取り外しするとブレーキフルードがダダ漏れになるので自作のフルードストッパーで漏れないように挟み込んでおきます。

ローターを取り外して、パーツクリーナーで清掃します。

分解したブレーキキャリパー。錆や汚れがびっしりなので清掃します。

中は意外と錆も無くきれい。

ピストンにシールキットに付属のグリスを塗布し、ブーツと共にキャリパーに組み付けします。

エア抜き

エア抜き作業の順番ですが、ネットの情報を見ているとブレーキマスターシリンダーから遠い順で行うのがセオリーといったものをよく見ます。

ですが、スバルの整備マニュアルによると、エア抜きの順番は「右前」→「左前」→「左後」→「右後」の順で行うのが正解のようです。注意してください。

エア抜きは、ブリーダープラグにワンウェイバルブ付きのホースを接続して行います。

詳しい方法はネットで広く紹介されていますので、ここでは割愛します。

ブリーダープラグの締め付けトルクは8Nmとなっています。