リア周りからの走行音
以前の記事にしましたが、リアダッシュボード付近からの異音対策を行いましたので、現状ではカタカタやキシミ音といった異音は発生しておりません。
ですが、人間の慣れとは怖いもので、異音はしなくなったものの今度はリア周りがら入ってくる走行音が気になってきました。
前回、リアダッシュボードを分解した時にわかりましたが、トランクと室内は薄い鉄板一枚で仕切られているだけで、後は気休め程度の吸音シート(シンサレート)が使われているのみです。
特にトランク側は内装やカバーが取り付けされているわけでもなく鉄板がむき出しの状態ですので、これではリアタイア付近からの走行音が室内に入ってくるのも無理もありません。
静音化対策
ポイント制振材
今回はリアダッシュボード内部の鉄板にポイント制振材を取り付けて、静音化対策を行います。
取り付ける制振材はエーモンのポイント制振材を使用します。
ポイント制振材はいくつかのメーカーから発売されていますが、エーモンのポイント制振材は厚さが2mmあり、制振効果が高いです。
また、価格もリーズナブルですのでおすすめです。
内装部品の取り外し
リアダッシュボード付近の内装の取り外しについては以前記事にしておりますので、こちらを参考に取り外しを行ってください。
ポイント制振材の貼り付け
ポイント制振材の裏側は両面テープになっていますので、貼り付ける箇所をよく脱脂しておきます。
サイズの合わない箇所は、ポイント制振材をハサミでカットして貼り付けます。
素材はアルミですので、ハサミで簡単にカットすることができます。
エーモンのポイント制振材は10枚入で、貼り付けられそうな部分にはすべて貼り付けました。
これでも少し足りないかな?と思っています。(2セット買えばよかった。。)
この後、内装を元通りに取り付けて、作業完了です。
脱脂について
ちなみに私は、脱脂についてはIPA(イソプロピルアルコール)をよく使用します。
IPA(イソプロピルアルコール)とは?と思われるでしょうが、ガソリン水抜き剤としてホームセンターなどで格安で売られています。 IPAは脱脂能力が高く、価格も安いのでおすすめです。
インプレッション
率直に言って「すごくいい」です。
音量を定量的に計測して比較したわけではありませんので、あくまで主観として捉えて頂きたいのですが、 ポイント制振材追加後は、リア周りからの騒音が減り、ひいては車全体の静粛性が向上しました。
リアダッシュボード周りの内装の取り外しは少々手間ですが、車の走行音が気になる人は試してみてる価値はあると思います。