ジギングロッド
ジャイアントキリング5G
リアクションバイト!
リアクションバイトと言っても魚の話ではありません。
みなさんもありませんか?釣具屋さんに立ち寄ったときに、買うつもりではなかったのに思わず手にとってしまって、そのままレジへ行ってしまうこと。
今回はリアクションバイトで、メジャークラフトのジギングロッド、 ジャイアントキリング5G(GIANT KILLING 5G)launch を購入してしまいました。
YouTubeや釣り番組などで度々登場していたジャイアントキリング5Gですが、どこの釣具屋さんでも見たことがありませんでした。
ところが、先日イチバンエイトの南大阪店(普段行かない)にたまたま立ち寄ったところ、ありました!
今まで売っているところを見たことがなかったので、もうこれは買うしかないだろうと。
実物を手にとって見たところ、ジギングロッドとは思えないような軽量かつ細身のブランクスで、見た目にもシマノのハイパワーXやメジャークラフトのクロスフォース製法に代表される、カーボンテープをX状に巻きつけるような派手さもなく、シンプルそのものです。
まさにシンプルイズベストという言葉がぴったりです。
ラインナップ
ジャイアントキリング5Gシリーズですが、ロッドパワーは[ML]・[M]・[MH]・[H]の4クラスラインナップされています。
パワー | 適合 ジグウェイト(g) | 適合 PEライン(号) |
---|---|---|
ML | 80-180 | 1.0-3.0 |
M | 120-210 | 1.5-3.0 |
MH | 150-260 | 2.0-4.0 |
H | 180-300 | 2.0-4.0 |
1ピースロッド
注意点として、ジャイアントキリング5Gシリーズは、全て1ピース仕様となります。2ピース仕様はラインナップされていないので、車載や保管する際にやや不便です。
ここは、ロッド強度や感度を優先させた結果なので致し方ないところでしょうか。
技術特性
ブランクスのカーボンには東レのT1100Gカーボンが使用されているようです。
シマノのオシアジガーリミテッドに代表されるような、最新のジギングロッドには東レのMX40が使用されているので、東レのT1100Gを使用するジャイアントキリング5Gはそれよりもワンランク下という位置づけになるのでしょうか?
またブランクスには、R360構造が用いられているようです。以前のメジャークラフトのロッドによく用いられていたクロスフォース製法の後継技術ということでしょうか。
曲がり強度、ねじれ強度、つぶれ強度いったあらゆる方向からの強度が確保できているとのこと。
近海用ジギングロッドとして
水深100mまでの浅場でのジギングに使用するつもりなので、メタルジグの重さは重くても200gまでです。
ということからMパワーを選択しました。
ジャイアントキリング5GのスピニングモデルはML~Hまでの4パワーがラインナップされています。Mパワーは適合ジグウェイトが、120g~210gとなっており、水深が100mまでの浅場のジギングにはぴったりです。
メジャークラフト ジャイアントキリング 5G スピニングモデル[GK5-S63M]
外観
先程も言及しましたが、細身かつ軽量のブランクスで、派手さもなくシンプルなデザインで好感を持てます。
特にブランクスの細さには驚かされます。こんな細さでブリなどの青物に対応できるのか?と心配になるほどです。
また、X状にカーボンテープが巻きつけられているようなこともなく、基本性能を追求した結果このようなデザインに落ち着いたということでしょうか。
なお、グリップは富士工業製が使用されています。
スペック
ガイド
使用されるガイドの材質については言及がありませんが、全ガイドがSiC-Sガイドとなります。
なお、グリップに一番近いガイドのみダブルフットガイドで、その他はシングルフットのガイドとなっています。
ガイド数は7個です。
グリップ
グリップには定番の富士工業製が採用されています。
リール固定ナットはダブルナットになっており、リールが緩みにくくなっています。
長さ(実測値)
車載や収納は長さが気になるかと思います。
長さを実測しましたので参考にして下さい。
全長は191cm
リールシートの上部からグリップエンドまでの長さは49.5cm
重さ(実測値)
自重は155gとなっており非常に軽量です。
各部の太さ
ティップ部の太さは2.5mm、バット部の太さは9.2mm
まとめ表
全長(実測値) | リールシート位置(上部) | 自重 | ガイド |
---|---|---|---|
191cm | 49.5cm | 155g | 7個(SiC-Sガイド) |
比較
同じメジャークラフトのジギング用ロッド、 三代目クロステージの[CRXJ-S58/5]launch との比較を行いました。
こちらは5オンスクラスのロッドで、メジャークラフトからラインナップされているジギングロッドではもっともヘビーなものになります。(扱えるメタルジグの重さは100~180g)
ジャイアントキリング5G[GK5-S63M]の方がより重いメタルジグを扱えますので、スペック上はこちらの方がよりヘビーといえなくもないですが、あくまでMパワーのロッドですのでどちらかというとライトな部類に入ります。
この扱えるメタルジグの重さの違いについては、ブランクスに使用しているカーボンの差によるものでしょうか?よくわかりません。
一目瞭然ですが、明らかに[CRXJ-S58/5]の方が太いですね。
ティップ
ティップの太さを比較しました。
[CRXJ-S58/5]に比べて[GK5-S63M]は0.3mm細いです。
バット
バット(グリップ接合部)の太さを比較しました。
[CRXJ-S58/5]に比べて[GK5-S63M]は2.6mm細いです。
インプレッション
とにかくシャクリが楽!
実際の釣行にて使用した際の主観になりますが、とにかく「シャクるのが楽!」というのが一番初めに感じたところです。
今回選択したモデルはMパワーということもありますが、ロッド全体がしなやかです。
これは単純に柔らかいということではなく、しなやかであると共に復元力も強いという印象です。
メタルジグをシャクる際も、ロッド全体で曲がりこみ且つ復元しようとするので体に負担がありません。 極端に言えばロッドが自動的にメタルジグを動かしてくれているという表現でしょうか?
これは使用しているブランクスのカーボンマテリアルである、東レのT1100Gが大きく影響していると思います。
このロッドであれば一日、楽にメタルジグをしゃくれると思います。 それぐらい楽です。
非常におすすめの一本だと思います。
同じメジャークラフトのジギングロッド、三代目クロステージ[CRXJ-S58/5]との比較になりますが、明らかにジャイアントキリング5G[GK5-S63M]の方がシャクリが楽で、体への負担が少ないという印象です。
こんな言い方をするとメジャークラフトさんに申し訳ないのですが[CRXJ-S58/5]はただただ硬い竿という印象で、例えると物干し竿のような感じでしょうか。。
合わせるリール
このロッドに合わせるリールはシマノツインパワーSWの8000PGです。 近海ジギングではピッタリの組み合わせではないでしょうか?
重心
リールをセットしたときの重心はちょうどリールフィットの前側あたりです。
私はこの部分を持つことが多いのですが、バランスも非常にいいと思います。